2016.08.24

mozc.elを変換/無変換キーでOn/Off

16.04LTSが出たので久しぶりにXubuntuに戻ってみている。

でも、困ったことに、uimが削除されてしまっている。EmacsでのIM操作用として便利に使っていたuim.elも使えない。Ubuntu Weekly Recipeには、自力でインストールしたら使えると書かれているが、そこまでする元気はない。

最小限の機能として必要なのは、変換/無変換キーでmozcをOn/OffするというMac風のキーアサインなので、これだけをinit.elに追加してmozc.elを使うことにした。

(0)mozc内で変換/無変換キーでIMをOn/Offする設定
mozcツール -- 設定
Henkan -> IMオン
Muhenkan -> IMオフ
(fcitxの設定ではなく、mozcの中の設定が必要)

(1)mozc.elと関連ライブラリのインストール


$ sudo apt-get install emacs-mozc

(2)XIM(fcitx)に入力を奪われずにmozc.elに渡すための設定


$ emacs ~/.Xresources
===
emacs24.useXIM:false
===

・設定を反映

$ xrdb -merge ~/.Xresources

(3)init.elにmozc.el(emacs-mozc)の設定を追加


$ emacs ~/.emacs.d/init.el
====
;----------------------------------
;mozc
(require 'mozc)
 
; この設定はLEIM用。
; 無変換キーのバグ動作があるため使用しない
;(setq default-input-method "japanese-mozc")
 
; 変換候補を mini buffer に表示
; (変換時は、カーソル位置しか見ていない。
; 候補が出てこない時に視線を移動する使い方)
(setq mozc-candidate-style 'echo-area)

;mozc 変換/無変換キーでOn/Off
(global-set-key (kbd "") '(lambda ()
(interactive)
(mozc-mode 1)
(setq mozc-on-off "[mozc]")
(force-mode-line-update)
))
(global-set-key (kbd "") '(lambda ()
(interactive)
(mozc-mode 0)
(setq mozc-on-off "")
(force-mode-line-update)
))
;----------------------------------
====

(4)mode lineの設定(init.el)
・Emacsのscratch bufferで、現在のmode-line-formatの内容を表示


mode-line-format (C-j)
====
("%e" mode-line-front-space mode-line-mule-info mode-line-client mode-line-modified
mode-line-remote mode-line-frame-identification mode-line-buffer-identification " "
mode-line-position (vc-mode vc-mode) ...)
====

・この内容をもとに"mozc-on-off"を表示する設定をinit.elに追加。

$ emacs ~/.emacs.d/init.el
====
; mode-line-format
; (LEIMを使わないmozc On/Off状態表示のために設定)
(setq-default mode-line-format
'("%e"
mode-line-front-space
;for mozc(2016.03.05)
mozc-on-off
mode-line-mule-info
mode-line-client
mode-line-modified
mode-line-remote
mode-line-frame-identification
mode-line-buffer-identification
" "
mode-line-position (vc-mode vc-mode)
" "
mode-line-modes
mode-line-misc-info
mode-line-end-spaces)
)
====

2016.08.23

がん--4000年の歴史(シッダールタ・ムカジー、早川書房、920+920+税)

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2016/08/18 読了。

がん治療の試行錯誤の歴史をまとめたドキュメンタリー。一気に読ませる魅力あふれる文章を楽しんだ。

現在の各種の治療法が、どのようなアイデアをもとにいつ頃に開発されて現在に至っているかを把握できて、がん治療の全体像の理解が進んだ。結局のところ、一部のがんは抗がん剤で十年単位の延命ができ始めているが、ほとんどのがんは1970年代までと同じく、切除や放射線治療と全身を痛めつける抗がん剤の併用しか手がないことを再確認。

2016.04.15

僕が伝えたかったこと(古川享、インプレスR&D、Kinoppy@iPad)

Photo

2016.04.13 読了。

アスキーからマイクロソフト株式会社社長、会長、米Microsoft副社長を経験した著者の自伝。発作で倒れたことをきっかけに、言い訳したかったことを書き残したいというのが出版の動機なのかなと思う。内容はアスキーの内幕部分の比重が高くて、資料性にはやや欠ける感じ。

同時代に大阪の片隅でコンピュータ系サークルに参加していたが、この本にあるような大きな動きには関われなかった点はさみしく感じる。でも、その後の各メーカーの状況を考えると、この業界に進まなかったことは幸せだったのかなと思う。

2016.04.04

いつか歳をとる日まで

中島みゆきの「ひとり」に

いつか 遠い国から
長い手紙書いたら
封は切らず 隠しておいて
いつか 歳をとる日まで

という一節がある。

つい最近になって、自分が「いつか歳をとった人」に
なってしまっていることに気づいた。

1984年の曲なので大学4年。「50歳を過ぎた自分」は全くの他人だった。

余談だが、「ひとり」の歌詞を確認しようとして
歌詞サイトをいくつか見てみたが、どれも正確でない。
(個人サイトは正確だが、Lyrics Masterでは取り込めない)
歌詞を眺めながら、やっつけ仕事で適当に打ち込んだように見える。
おそらくは、曲を聞いたこともない打った人の言葉遣いで
書き換えられている。

2016.04.01

読書 太陽の季節(石原慎太郎、幻冬舎、ReaderStore、iPad)

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2016.03.26 読了。

デビュー作らしい粗削りさと、本人に由来すると思われる暴力性に辟易して、読み続けるのがきつかったが、短編集の最後の「乾いた花」だけは秀逸の出来で、一気に読み終えた。ただし、あとがきによれば、この作品だけは幻冬舎版を出す際に手直しをしたとのことなので、その推敲が効いている可能性はある。

表題作はわかりやすいが、内容が浅く、芥川賞に値するようには感じられない。本当の受賞作は「乾いた花」だったが、賭博に殺人という内容では具合が悪くて、無難な表題作が選ばれたのかもなと想像。手を入れる前の乾いた花がどんな作品だったかを、図書館の古い本で確認したくなった。

2016.02.09

読書 ティファニーで朝食を(トルーマン・カポーティ、村上春樹訳)

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2016.02.08読了。

映画は見ていない。ラブロマンス的な印象を持っていたが、その要素もあるものの、主題はずいぶん違っている。社会に不適合な、あるいはより良く表現するなら"自由な"若い女性とひと時をすれ違った作家志望の男性の数か月の物語。一緒に収録されている短編も含めて、自由がテーマなのかなと読み進めていたが、巻末の訳者あとがきで、若さからくる"イノセンス"が年齢と共に失われていく姿がテーマとされていて納得。

1980年代の雑誌の全盛期には、自動車雑誌などでも、この作品のような短編が連載されていたのを思い出す。web上に移ったメディアでは、連載/短編小説は見当たらないのは残念。当時の紙の雑誌も現在のwebも広告ベースである点は変わらないとは思うが、集まる原資の額が違うということか?こういうものが、どこかで提供されているなら読んでみたい気がする。

2015.12.13

Netflixの時代(西田宗知佳、現代新書、ReaderStore)

Netflix

2015.12.13読了

映画やドラマのネット配信事業の今をまとめた本。映画もドラマもあまり見ないが、世の中はどうなっていくのかという興味で読んでみた。
日本のコンテンツ企業は囲い込みたがる保守的な人たちというのがこれまでの印象だが、それもようやく変わり始めているというのが全体を通しての話。

この本に書かれていたわけではないが、おそらくは企業の役員クラスに、ディスク以外のメディアを使いこなす人が含まれるようになったというのが変化の理由のひとつではないかなと思う。役員として新しいメディアへの進出を判断する際に、それがどんなものかを理解できていることは前提条件であり、ようやくその条件が満たされるようになったのだろう。

2015.12.04

Word 日付自動入力時(Alt+N D)に日本語書式を指定

Microsoft Wordで日付をAlt+N Dで自動入力する際に、カーソル位置の文字が英数ならば、英語(米国)、かな漢字ならば日本語のダイアログが表示される。日付の書式は日本語に統一したいため、この仕様は具合が悪い。英語(米国)ダイアログでも日本語書式が選択できるように設定した時のメモ。

==Word2013@Windows10==
(1)Officeの言語設定に英語(米国)が存在していることを確認
(通常は英語(米国)が存在しているはず。また、英語(米国)追加は不要かもしれないが未確認)
(2)設定 – 時刻と言語 -- 地域と言語 – 日付、時刻、地域の追加設定
-- 日付、時刻、または数値の地域設定 -- 形式を英語(米国)に変更 -- 追加の設定ボタンを押す
(3)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力しOK
(4)Wordを起動し、英数文字にカーソルを置いてAlt+N Dを押す
(5)日付入力ダイアログが英語(米国)で開くので、"2015.12.02"を選択し、既定にするボタンを押す。
・以下は(日本語の設定がデフォルトに戻っているので再設定する作業)
(6)設定 – 時刻と言語 -- 地域と言語 – 日付、時刻、地域の追加設定
-- 日付、時刻、または数値の地域設定 -- 形式を日本に変更 -- 追加の設定ボタンを押す
(7)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力、週の初めを月曜日に変更してOK
・この状態で、地域と言語の英語(米国)を開いてもyyyy.MM.ddはなくなっているが、Wordの日付入力 英語(米国)ダイアログでの選択肢には残っている。
 
==Word2010@Windows7==
(1)Officeの言語設定に英語(米国)を追加し、Officeを再起動(ファイル -- オプション -- 言語)
(通常は英語(米国)が存在しているはず。また、英語(米国)追加は不要かもしれないが未確認)
(2)コントロールパネル -- 地域と言語 -- 形式を英語(米国)に変更 -- 追加の設定ボタンを押す
(3)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力しOK
(4)Wordを起動し、英数文字にカーソルを置いてAlt+N Dを押す
(5)日付入力ダイアログが英語(米国)で開くので、"15.12.02"を選択し、既定にするボタンを押す。
(6)再度、Alt+N Dでダイアログを表示すると "2015.12.02"が追加されているので、それを既定に設定。
・以下は(日本語の設定がデフォルトに戻っているので再設定する作業)
(7)コントロールパネル -- 地域と言語 -- 形式が日本語であることを確認 -- 追加の設定ボタンを押す
(形式は自動的に日本語に戻っているはず)
(8)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力、週の初めを月曜日に変更してOK
・この状態で、地域と言語の英語(米国)を開いてもyyyy.MM.ddはなくなっているが、Wordの日付入力 英語(米国)ダイアログでの選択肢には残っている。
(9)英語(米国)キーボードが追加されていたので、MS-IMEの設定ダイアログで削除。

2015.12.07追記
言語を変更すると、オートコレクト関係の一部の設定がリセットされるみたいなので、
実施前にスクリーンショットなどで記録しておいたほうが良いかも?
(Officeの設定同期機能はいつになったら実装されるんだろう?)

2015.11.09

Apple Music

Apple Musicを試してみた。

前提条件として、iCloud Muisc libraryはライブラリの歌詞データが破損されたりしないかという不安があるので、使っていない。

洋楽、ジャズ、クラシックでの出会いを期待して試し始めたのだが、それらの分野でのおすすめ曲をいきなり聞くには予備知識がなさすぎてハードルが高い。ある程度の絞り込みはされているのだけれど、まだ情報が多過ぎて、手当たり次第に聴いていくにはあまりに多過ぎる。予備知識のあるジャンルとして、古めの歌謡曲やフォーク関係では、検索結果に出てきた好みの曲のハートをポチっていくと徐々に適切なおすすめが増えてくる。しかし、この範囲では知っている曲、アーティストばかりで、以前にWiiのカラオケアプリ付属の曲リストから作成した"欲しい曲リスト"と違いはなく、自分が既に持っていた情報を確認しているだけで、Apple Musicを使う意味はない。

ここまで続けてみて気付いたのは、おそらく、自分が求めているのは偶然の出会いではなく、書籍やweb記事、新聞記事などの他の文脈からの誘導、すなわちある程度の編集作業が加わった出会いであって、偶然の出会いではないということ。聞き放題ではあっても選ぶには時間も知識も必要だということ。Apple Musicの仕組みもその点を配慮しているのだろう。でも、偶然だのみを許容できるほど、時間も頭のリソースも残っていない。

もう1点、気になったのはダウンロードまでの数秒間の待ち時間。試し聞きの間は、テレビのランキング番組のように1コーラスまで、あるいはもっと短い時間だけしか聞かずに、次の曲に移動する。その時の数秒間が待ち遠しい、というか我慢できない。ネットワーク速度は十分あると思うので、Appleのサーバの問題だろう。もっとネットワークが貧弱な環境ではもっとがまんできないはずで、素直に提示されたプレイリストをBGM的に聞く人でないと、このサービスは成り立たないような気がする。アメリカではここ数年でストリーミングが普及したことになっているが、それは配信側の都合での普及であって、データ購入への揺り戻しは必ずあるように感じた。

ということで、3か月間の無料期間内は継続しておくが、延長はしないことになりそう。

2015.11.04

Surface2からiPad Air2へ

Surface2ipadair2lumia636

タブレットしてSurface2を使っていた。使えるアプリは限られるし、Windows10には移行できないことがわかっていたが、Windows8.1のUIが気に入って使い続けるつもりだった。タブレットとしてのWindows10は明らかにWindows8.1より退化している。だから、むしろ8.1のままのほうが都合がよいとまで考えていた。

ところが、10月中旬に一連のWindows Updateが入った後から、タッチ操作ができなくなってしまった。出荷状態へのリセットもやってみたがが効果なし。その後のいくつかのUpdateでも変化がない。web記事を検索してみると、保証期間内なので交換してもらったとか、2万円ほどで修理になったという記事がちらほら。オークションではタッチ不可品が通常品の半額程度で落札されている。デスクトップ環境でOfficeが使える小型PCとしては使えるのだが、そんな使い方をするならWindowsRT8.1では使いにくいし、自分の使い方には全く合わない。

"Update直前の再起動操作はタッチでできたのに、再起動後はタッチが死んでいた"という状況は明らかにUpdateが原因だろう。もう2年弱なので保証期間は切れているが、Microsoftと戦ってみるかと考えていたが、Windows情報の追っかけやInsider Previewも含めて、"日々戦闘態勢"な状態には疲れてきているのも事実。Surface2と併用するSONY Readerは相変わらずフリーズを繰り返しているし、LumiaのWindows10mobileも期待したほどのことはなさそう。iPod classicのUIも悪くはないがタッチには負けるという状況。この際、すべてを解決するデバイスとしてiPadを買ってみることにした。また、音楽に強いAppleが提供するApple Musicはどうなのかという関心事も後押ししている。

Lumia636も含めた代替環境ということでCellular版は確定。Air2にするかmini4にするかにずいぶん悩んだ。Airの文字の読みやすさか、miniの軽さか?Airは重いがその対策はスタンド型ケースなどのいくつかの手段がある。しかしminiの文字サイズは老眼にはかなり厳しく、これが問題になった場合には代替手段がなくなってしまう。と考えると、Air2を選ぶことになった。容量は楽曲データだけで20GB以上あるので64GB。

色のバリエーションはCellularのアンテナ部の白さが目立たないシルバーとし、取扱いの楽な純正Smart Caseのオリーブブラウンを付けることにした。合計で税込み9万円を超える買い物。iOSのアイコンが並ぶホーム画面や、小ぎれいすぎるUIなどが好きになれずに、何年も避けてきた経緯があるだけに、受け入れられると良いがと少し心配している。

«Windows熱中の終わり