2016.04.15

僕が伝えたかったこと(古川享、インプレスR&D、Kinoppy@iPad)

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2016.04.13 読了。

アスキーからマイクロソフト株式会社社長、会長、米Microsoft副社長を経験した著者の自伝。発作で倒れたことをきっかけに、言い訳したかったことを書き残したいというのが出版の動機なのかなと思う。内容はアスキーの内幕部分の比重が高くて、資料性にはやや欠ける感じ。

同時代に大阪の片隅でコンピュータ系サークルに参加していたが、この本にあるような大きな動きには関われなかった点はさみしく感じる。でも、その後の各メーカーの状況を考えると、この業界に進まなかったことは幸せだったのかなと思う。

2016.04.04

いつか歳をとる日まで

中島みゆきの「ひとり」に

いつか 遠い国から
長い手紙書いたら
封は切らず 隠しておいて
いつか 歳をとる日まで

という一節がある。

つい最近になって、自分が「いつか歳をとった人」に
なってしまっていることに気づいた。

1984年の曲なので大学4年。「50歳を過ぎた自分」は全くの他人だった。

余談だが、「ひとり」の歌詞を確認しようとして
歌詞サイトをいくつか見てみたが、どれも正確でない。
(個人サイトは正確だが、Lyrics Masterでは取り込めない)
歌詞を眺めながら、やっつけ仕事で適当に打ち込んだように見える。
おそらくは、曲を聞いたこともない打った人の言葉遣いで
書き換えられている。

2016.04.01

読書 太陽の季節(石原慎太郎、幻冬舎、ReaderStore、iPad)

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2016.03.26 読了。

デビュー作らしい粗削りさと、本人に由来すると思われる暴力性に辟易して、読み続けるのがきつかったが、短編集の最後の「乾いた花」だけは秀逸の出来で、一気に読み終えた。ただし、あとがきによれば、この作品だけは幻冬舎版を出す際に手直しをしたとのことなので、その推敲が効いている可能性はある。

表題作はわかりやすいが、内容が浅く、芥川賞に値するようには感じられない。本当の受賞作は「乾いた花」だったが、賭博に殺人という内容では具合が悪くて、無難な表題作が選ばれたのかもなと想像。手を入れる前の乾いた花がどんな作品だったかを、図書館の古い本で確認したくなった。

2016.02.09

読書 ティファニーで朝食を(トルーマン・カポーティ、村上春樹訳)

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2016.02.08読了。

映画は見ていない。ラブロマンス的な印象を持っていたが、その要素もあるものの、主題はずいぶん違っている。社会に不適合な、あるいはより良く表現するなら"自由な"若い女性とひと時をすれ違った作家志望の男性の数か月の物語。一緒に収録されている短編も含めて、自由がテーマなのかなと読み進めていたが、巻末の訳者あとがきで、若さからくる"イノセンス"が年齢と共に失われていく姿がテーマとされていて納得。

1980年代の雑誌の全盛期には、自動車雑誌などでも、この作品のような短編が連載されていたのを思い出す。web上に移ったメディアでは、連載/短編小説は見当たらないのは残念。当時の紙の雑誌も現在のwebも広告ベースである点は変わらないとは思うが、集まる原資の額が違うということか?こういうものが、どこかで提供されているなら読んでみたい気がする。

2015.12.13

Netflixの時代(西田宗知佳、現代新書、ReaderStore)

Netflix

2015.12.13読了

映画やドラマのネット配信事業の今をまとめた本。映画もドラマもあまり見ないが、世の中はどうなっていくのかという興味で読んでみた。
日本のコンテンツ企業は囲い込みたがる保守的な人たちというのがこれまでの印象だが、それもようやく変わり始めているというのが全体を通しての話。

この本に書かれていたわけではないが、おそらくは企業の役員クラスに、ディスク以外のメディアを使いこなす人が含まれるようになったというのが変化の理由のひとつではないかなと思う。役員として新しいメディアへの進出を判断する際に、それがどんなものかを理解できていることは前提条件であり、ようやくその条件が満たされるようになったのだろう。

2015.12.04

Word 日付自動入力時(Alt+N D)に日本語書式を指定

Microsoft Wordで日付をAlt+N Dで自動入力する際に、カーソル位置の文字が英数ならば、英語(米国)、かな漢字ならば日本語のダイアログが表示される。日付の書式は日本語に統一したいため、この仕様は具合が悪い。英語(米国)ダイアログでも日本語書式が選択できるように設定した時のメモ。

==Word2013@Windows10==
(1)Officeの言語設定に英語(米国)が存在していることを確認
(通常は英語(米国)が存在しているはず。また、英語(米国)追加は不要かもしれないが未確認)
(2)設定 – 時刻と言語 -- 地域と言語 – 日付、時刻、地域の追加設定
-- 日付、時刻、または数値の地域設定 -- 形式を英語(米国)に変更 -- 追加の設定ボタンを押す
(3)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力しOK
(4)Wordを起動し、英数文字にカーソルを置いてAlt+N Dを押す
(5)日付入力ダイアログが英語(米国)で開くので、"2015.12.02"を選択し、既定にするボタンを押す。
・以下は(日本語の設定がデフォルトに戻っているので再設定する作業)
(6)設定 – 時刻と言語 -- 地域と言語 – 日付、時刻、地域の追加設定
-- 日付、時刻、または数値の地域設定 -- 形式を日本に変更 -- 追加の設定ボタンを押す
(7)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力、週の初めを月曜日に変更してOK
・この状態で、地域と言語の英語(米国)を開いてもyyyy.MM.ddはなくなっているが、Wordの日付入力 英語(米国)ダイアログでの選択肢には残っている。
 
==Word2010@Windows7==
(1)Officeの言語設定に英語(米国)を追加し、Officeを再起動(ファイル -- オプション -- 言語)
(通常は英語(米国)が存在しているはず。また、英語(米国)追加は不要かもしれないが未確認)
(2)コントロールパネル -- 地域と言語 -- 形式を英語(米国)に変更 -- 追加の設定ボタンを押す
(3)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力しOK
(4)Wordを起動し、英数文字にカーソルを置いてAlt+N Dを押す
(5)日付入力ダイアログが英語(米国)で開くので、"15.12.02"を選択し、既定にするボタンを押す。
(6)再度、Alt+N Dでダイアログを表示すると "2015.12.02"が追加されているので、それを既定に設定。
・以下は(日本語の設定がデフォルトに戻っているので再設定する作業)
(7)コントロールパネル -- 地域と言語 -- 形式が日本語であることを確認 -- 追加の設定ボタンを押す
(形式は自動的に日本語に戻っているはず)
(8)形式のカスタマイズ -- 日付タブ -- 短い形式欄にyyyy.MM.ddを入力、週の初めを月曜日に変更してOK
・この状態で、地域と言語の英語(米国)を開いてもyyyy.MM.ddはなくなっているが、Wordの日付入力 英語(米国)ダイアログでの選択肢には残っている。
(9)英語(米国)キーボードが追加されていたので、MS-IMEの設定ダイアログで削除。

2015.12.07追記
言語を変更すると、オートコレクト関係の一部の設定がリセットされるみたいなので、
実施前にスクリーンショットなどで記録しておいたほうが良いかも?
(Officeの設定同期機能はいつになったら実装されるんだろう?)

2015.11.09

Apple Music

Apple Musicを試してみた。

前提条件として、iCloud Muisc libraryはライブラリの歌詞データが破損されたりしないかという不安があるので、使っていない。

洋楽、ジャズ、クラシックでの出会いを期待して試し始めたのだが、それらの分野でのおすすめ曲をいきなり聞くには予備知識がなさすぎてハードルが高い。ある程度の絞り込みはされているのだけれど、まだ情報が多過ぎて、手当たり次第に聴いていくにはあまりに多過ぎる。予備知識のあるジャンルとして、古めの歌謡曲やフォーク関係では、検索結果に出てきた好みの曲のハートをポチっていくと徐々に適切なおすすめが増えてくる。しかし、この範囲では知っている曲、アーティストばかりで、以前にWiiのカラオケアプリ付属の曲リストから作成した"欲しい曲リスト"と違いはなく、自分が既に持っていた情報を確認しているだけで、Apple Musicを使う意味はない。

ここまで続けてみて気付いたのは、おそらく、自分が求めているのは偶然の出会いではなく、書籍やweb記事、新聞記事などの他の文脈からの誘導、すなわちある程度の編集作業が加わった出会いであって、偶然の出会いではないということ。聞き放題ではあっても選ぶには時間も知識も必要だということ。Apple Musicの仕組みもその点を配慮しているのだろう。でも、偶然だのみを許容できるほど、時間も頭のリソースも残っていない。

もう1点、気になったのはダウンロードまでの数秒間の待ち時間。試し聞きの間は、テレビのランキング番組のように1コーラスまで、あるいはもっと短い時間だけしか聞かずに、次の曲に移動する。その時の数秒間が待ち遠しい、というか我慢できない。ネットワーク速度は十分あると思うので、Appleのサーバの問題だろう。もっとネットワークが貧弱な環境ではもっとがまんできないはずで、素直に提示されたプレイリストをBGM的に聞く人でないと、このサービスは成り立たないような気がする。アメリカではここ数年でストリーミングが普及したことになっているが、それは配信側の都合での普及であって、データ購入への揺り戻しは必ずあるように感じた。

ということで、3か月間の無料期間内は継続しておくが、延長はしないことになりそう。

2015.11.04

Surface2からiPad Air2へ

Surface2ipadair2lumia636

タブレットしてSurface2を使っていた。使えるアプリは限られるし、Windows10には移行できないことがわかっていたが、Windows8.1のUIが気に入って使い続けるつもりだった。タブレットとしてのWindows10は明らかにWindows8.1より退化している。だから、むしろ8.1のままのほうが都合がよいとまで考えていた。

ところが、10月中旬に一連のWindows Updateが入った後から、タッチ操作ができなくなってしまった。出荷状態へのリセットもやってみたがが効果なし。その後のいくつかのUpdateでも変化がない。web記事を検索してみると、保証期間内なので交換してもらったとか、2万円ほどで修理になったという記事がちらほら。オークションではタッチ不可品が通常品の半額程度で落札されている。デスクトップ環境でOfficeが使える小型PCとしては使えるのだが、そんな使い方をするならWindowsRT8.1では使いにくいし、自分の使い方には全く合わない。

"Update直前の再起動操作はタッチでできたのに、再起動後はタッチが死んでいた"という状況は明らかにUpdateが原因だろう。もう2年弱なので保証期間は切れているが、Microsoftと戦ってみるかと考えていたが、Windows情報の追っかけやInsider Previewも含めて、"日々戦闘態勢"な状態には疲れてきているのも事実。Surface2と併用するSONY Readerは相変わらずフリーズを繰り返しているし、LumiaのWindows10mobileも期待したほどのことはなさそう。iPod classicのUIも悪くはないがタッチには負けるという状況。この際、すべてを解決するデバイスとしてiPadを買ってみることにした。また、音楽に強いAppleが提供するApple Musicはどうなのかという関心事も後押ししている。

Lumia636も含めた代替環境ということでCellular版は確定。Air2にするかmini4にするかにずいぶん悩んだ。Airの文字の読みやすさか、miniの軽さか?Airは重いがその対策はスタンド型ケースなどのいくつかの手段がある。しかしminiの文字サイズは老眼にはかなり厳しく、これが問題になった場合には代替手段がなくなってしまう。と考えると、Air2を選ぶことになった。容量は楽曲データだけで20GB以上あるので64GB。

色のバリエーションはCellularのアンテナ部の白さが目立たないシルバーとし、取扱いの楽な純正Smart Caseのオリーブブラウンを付けることにした。合計で税込み9万円を超える買い物。iOSのアイコンが並ぶホーム画面や、小ぎれいすぎるUIなどが好きになれずに、何年も避けてきた経緯があるだけに、受け入れられると良いがと少し心配している。

2015.10.24

Windows熱中の終わり

2013年10月からWindowsに熱中する2年間を続けてきた。
Windows8.1プレビュー、Surface2、Office2013、Lumia636、Insider Preview デスクトップ、Insider Preview Mobile、Windows10。さらには、Visual Stuido 2013 ExpressやCommunityを使った開発作業の体験(web記事をなぞる程度)もやってみた。Windowsプラットフォームの今を体験するとともに、その変化する姿も体験できた。

2000年頃から続くPC-Unix(FreeBSD、Linux、OSX)についての10年以上の経験には及ばないものの、Windowsの今とその内部の仕組みの一面が理解でき、食わず嫌いだったこのプラットフォームの良さも少しは理解できるようになった。PowerShellを使えばオブジェクト指向のスクリプトが書けることや、設定がGUIであることに起因する作業記録の取り辛さも、クリッピングツールと自由なフォーマットで記録できるOneNoteを組合せることによって、以前よりもずっと楽になっていることも分かった。また、素人にやさしいプラットフォームの安楽さに以前は不足していた安定感が加わっている点も魅力になっている。

さらには、Microsoftの本業となりつつあるクラウドサービスの改善も著しく、OneDriveとOutlook、OneNoteが快適かつ持続性に不安のない作業環境になっている。

でも、Nadella CEO自身が昨年述べたように、モバイルプラットフォームを含めたWindowsのシェアは14%まで低下し、現在も低下が続いている。かつてのMacOSのように特定分野(Windowsにとってはビジネス)向けのニッチな選択肢として存続するのだろうけど、本流に戻ることはなさそう。昨年までは、IEの時のように粘り強くモバイルWindowsを立ち上げるかもと思っていたが、Lumia事業の大幅な縮小やiOS/Android優先の開発方針を見る限り、プラットフォームの覇権は争わない方針は確定しているようだ。

Unixをまねて生まれたMS-DOSをベースに、MacOS(あるいはXeroxのAlto)をまねることで一世を風靡したが、結局はUnixには勝てなかったという結果になった。デスクトップWindowsが繁栄し過ぎたことが硬直を招いたことが主要因だけれど、オープンソースの眼の数の多さ、それも良質な眼力に破れたという見方もできるかもしれない。

このままWindowsを追いかけるかと自問してみると、"もうお腹いっぱい"だと思う。安楽の地であることは間違いないが、これ以上、知識を吸収する気力が出ない。ちょっとしたスクリプトを書きたい時に、書きながら考えるという訳にはいかず、"まずはGoogle検索したり解説書を開いて..."、となってしまう点を解消するために努力しようと思えなくなっている。それだけ記憶力も頭の柔軟性もなくなってきたということ。現在の勢力分布からすると、先にUnixに力を注いだことは幸いだったと思う。プラットフォームの良し悪しよりは、好き嫌いの問題なのかもしれないとも思う。

<追記>もたもた書いているうちに、AndroidとChromeOSの統合の話が出てきた。これでデスクトップでのUnix優位が確定したと思う。

毎日、朝一番に海外記事を追いかける生活は、楽しかったが、正直言って疲れた。もう少し頭を休ませる方向で次のテーマを始める予定。とはいえ、即時に環境を移行できる資金も頭のリソースもないのでしばらくはWindowsを使い続けることになる。

2015.10.19

人間の土地(サン・テグジュペリ、堀口大学訳、新潮文庫)

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2015.10.17読了。

勃興期の郵便飛行操縦士として体験した、空の素晴らしさと怖さ、砂漠の魅力と遭難の危機などを通して、人の生き方への様々な示唆を与えてくれる。堀口大學さんの訳が名訳すぎるためか、ちょっと難解な部分も多いが、詩とエッセイの中間のような文章にはどんどん引き込まれる。

表紙は宮崎駿さんのイラストで、巻末には短文と地図が添えられていて、お得感もある。宮崎さんの文章(1998年)は、その後の作品である"風立ちぬ"へのつながりが感じられて、録画を観た少し後というタイミングも幸運だった。

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