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2009.02.04

窒息するオフィス ジル・A・フレイザー(岩波書店、県立図書館)

アメリカのホワイトカラーと言えば、勤務は"9 to 5"で、6時を回ればオフィスは空っぽというイメージがあった。でもそれは80年代以前の話だということが分かった。今や日本以上に働かされている。

冷戦での勝利は資本主義の純化を進めて、ついにはホワイトカラーに対しても恐怖による支配を通じた搾取が始まり、さらにはIT機器の普及が24時間休みなしの勤務も要求し始めてブルーカラー以上に厳しい労働になっている。

ブルーカラーについては産業革命以後に様々な労働者保護の運動がわき起こり、ソ連という社会主義の実験にまで至った。しかし、その結果としてブルーカラーの人たちが得たものを思うと、ホワイトカラーの将来にも暗澹たる気持ちになる。

また同じ道のりをたどるのか、それとも新しい分配の仕組みが作られるのか?
変革を求めてオバマを選んだ力の源泉は、ここにあるのかもしれない。

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