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2009.03.27

資本主義はなぜ自壊したのか 中谷巌(その1)

規制改革論者だった元大阪大学経済学部教授の懺悔の書。
グローバル経済の惨状を見て、これまでの自分の主張が誤っていたということを素直に反省している。ただ、内容は反省の過程で読んだ他の人たちの本の受け売りが多く、こんな勉強をしましたという個人の記録に近い。

共感できるのは、豊かなアメリカに留学した経験を元にアメリカのようにやれば同じように日本も豊かになるはずだと単純に思い込んでいた点。僕も、2週間程度を数回のアメリカ出張の経験をもとに、豊かなアメリカを夢想していたが、冷戦終結以後のグローバル化の結果、中産階級が崩壊し、過去の豊かな包容力のあるアメリカは失われてしまったことに気付かされたのが最近だった。著者はこの点に気付けなかったことををナイーブ過ぎたと反省されているのだが、最近になって勉強した解決策をまたナイーブに受入れているところが、著者の純粋さという弱点なのだろうと思う。

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