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2009.03.27

資本主義はなぜ自壊したのか(その3)

この本の後半は、社会、経済の両面について日本文化を再評価すべきという主張だ。
キリスト教を前提とした人間中心主義、あるいは人間至上主義が、行きすぎたグローバル化と環境破壊を許容したのだという。その解決のためにはそういう文化とは対極にある文化をもった例外的な先進国である日本のあり方を見直そうという内容だ。ここもいろいろな本からの受け売りっぽくて、もっともな話だとは思うが、元ネタの本を読んでみたくなると言ったら嫌みだろうか?

でも、経済の重要な資源に"信用"を挙げているのは大切な指摘だ。人、モノ、金+信用。今の資本主義に欠けているのは信用だろう。信頼といっても良いかもしれない。

このほか、細かい点で気になったのは、日本人が目先の利益より長期的な信用を重視した理由を、島国という限られた世界での生き残り策をとしている点。僕は、江戸時代という鎖国した封建制度が長く続いたことが原因ではないかと考える。自由な移住は認められておらず、効率的な移動手段もなかった江戸時代以前は人々がせいぜい藩単位の経済の中で生活していたことの影響が大きかったのではないかと思う。

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