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2009.04.18

隠された風景 福岡賢正(南方新社)

犬猫の処分、食肉処理などの"死"を取り扱う職業と、自殺者の遺書についての毎日新聞西部版連載を本にまとめたもの。

家内が動物愛護活動を止めるきっかけになった本だ。僕が休職中に書評欄で見つけて家内に紹介し、Amazonで買うまではしたのだが、自分では読んでいなかったものをやっと読んだ。

人間は他の生き物の命をもらわない限り生きることはできない。でも、現代の生活では命をもらうこと、すなわち命を奪うことを徹底的に隠して、食物と死のつながりを分からなくしている。さらには、無責任なかわいそうという言葉が、死に関わる人たちを非難する。動物愛護がその一環であるということに気付かされて、家内は数年間続けていた活動を止めたのだった。

でも、こういう本が世の中に出たり、おくりびとの映画がヒットしたりと、社会の死に対する感覚が変わってきているようにも感じる。"死"すなわち"生"のとらえ方が変わると、以前書いたような、無意味な延命治療の見直しにもつながっていくのではないだろうか?

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