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2011.08.08

日本人の坐り方(矢田部英正、集英社新書)

茶道の始まった頃の座り方は正座ではなく、立て膝座りだった。正座が始まったのは江戸時代後半、普及したのは明治時代から。など、過去の日本人は多様な座り方をしていたという研究者間での常識を実例を示して解説した本。

面白いのは、現代の着物の身幅では正座をしないと裾が乱れてしまうが、江戸以前の着物は身幅が広く、もっと足を楽に組み替えできたと言う話。おそらくファッション性を理由とした製品の規格が生活に型をはめているわけで、何ともあほらしい状態。あるいは、身幅の狭い晴れ着としての着物のみが残ったということがその理由なのかもしれない。部屋着あるいは寝間着としての着物はあっても良いかなと考えているので、身幅を見直した楽な着物がいろいろ出てきたら試してみたいなと思う。

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