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2012.02.17

アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス、早川書房文庫)

特殊な脳手術で、短期間に知恵遅れのパン屋の店員から超天才の学者レベルまで知能が発達し、自分の状態を論文にまとめるに至った主人公が、再び短期間に知能を失って自ら施設に入るまでを描く1人称小説。

ぐずぐず落ちこぼれだった小学生時代から中学に入って勉強ができるというパワーを手に入れて、全く違う人生を生きるようになったが、40歳を過ぎてうつにより再びどん底まで落ち込んだ自分の姿と重なって、やるせない思いで一杯になった。

施設に入った主人公とは違って、僕自身は徐々に活力を取り戻すことができて、小学生までの暗い人生でもなく、その後のうつ発病までの"空元気"の人生でもない、落ち着いた今の自分を手に入れることができた幸運と支えてくれた家族に深く感謝したい。

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