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2014.02.19

手仕事の日本(柳宗悦、青空文庫)

戦前の日本について、手仕事で作られるさまざまなものを紹介した本。

繊維や雑貨などの輸出向け"安物"軽工業が主体になった産業状況を憂いて、優れた手仕事を紹介しその振興と衰退した手仕事の復活を願うという内容。説明不足かつ不用意に断定的な書き方になっていて、何が素晴らしいのかが良くわからないものもあるが、当時の常識に照らすとそれなりに理解できるものだったのだろう。

"無名の職人や農民が作る日本の文化に適合した実用品の中にこそ真の美しさがある"という主張は今でも通用する。しかし当時とは違って工業製品であっても高品質、高度なデザインのものが多くなっていて、必ずしも手仕事である必要はなくなってきているように感じる。現時点では"工業製品を含めた良いもの"を紹介する本が成り立つのかもしれない。

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