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2014年3月

2014.03.27

Microsoftのダイナミックな動き

Nokia買収、CEO交代の流れ辺りからMicrosoftの動きが非常にダイナミックになっている。

Windows8のデスクトップ環境向け軌道修正は当然としても、OneNoteのMac版公開とWindows版無料化、近日中のOffice for iOS公開と一気にマルチプラットフォーム化が進む。噂レベルでは.NETのLinux、Android移植版であるMONO環境の開発会社の買収の話まで出ていて、"Microsoftユビキタス"とでも言えそうな動きになっているのは、ようやくOSという製品のコモディティ化を自覚して、巨大企業も巨体を動かし始めたのだろう。

モバイルOSでははなはだしく出遅れたが、モバイルOS自体がコモディティ化し始めた今となっては、大きな失点にはならないようにも思える。クラウドサービスの進化はまだ現在進行形であり、LTE接続が当たり前となる数年後には全く違った戦いが展開されているような気がするが、その形がなかなか想像できないことがもどかしい。

2014.03.16

ストアアプリをウインドウ化 ModernMix

ストアアプリをウインドウ化するユーティリティ。
Windows8を始めた頃に気になっていたが、Surfaceを買ってすっかり忘れていた。21.5"FHDディスプレイを購入するかどうかの事前検討の一環として試してみた。

Modernmix_2

Stardockという会社の製品で、30日間の試用期間がある。ModernMixのサイトの"Get it now" -- "Try it Free!"のリンクからダウンロードしてインストール。Start8というスタートボタンを復活させるユーティリティを一緒にインストールしようとするので注意が必要。またインストール時にメールアドレスの登録が必要。

ウインドウ化した状態でウインドウを小さくすると、フォントも含めて縮小表示ができるのかなと想像していたが、ウインドウを小さくした時の挙動は対象のストアアプリが小さい画面にどのように対応する仕様になっているかで決まるようで、共通した動作ではなさそう。
・StationTVLink
動画を表示する画面では幅約450pixまでどんどん小さくできるが、番組選択画面はある程度以上は小さくできない模様。
・一般的なアプリ(天気、Latermark、NetxGenReaderなど)
ウインドウの幅に合わせてスナップした時のように表示内容が変わる。

ウインドウ化と全画面の切り替えはF10キーのトグルか、ウインドウ右上に表示される選択アイコンで切り替えできる。またアプリ毎にウインドウ化するか全画面とするかを選択できる(デスクトップ画面下のアプリ一覧に登録される"ModernMix"のアイコンから設定画面を起動して設定)。さらに便利なのは、アプリをタスクバーにピン止めできることで、普通のデスクトップアプリと同列に使うことができる。

ただしちょっと不便なのはチャームを呼び出す時には先述のウインドウ右上アイコンからの操作が必要なこと。全画面状態ならばマウスを右端に飛ばせば良かったのだが、チャーム起動アイコンを探さなければならないのが少し面倒。でもWindowsキーと組み合わせたチャームのショートカットを覚えれば問題ないだろう。

全画面表示では情報量が多すぎて使い難かったアプリも、ウインドウを小さくすることで大きなディスプレイでも使いやすくなる。こうやってウインドウ化してみると、ストアアプリの画面サイズは、かなり自由度が高いことがわかる。リリースされたWindows8/8.1としては"ストアアプリは全画面"の原則を守っているが、開発の過程ではウインドウ化を準備していたことが推測できる。来年春といわれているWindows9でのストアアプリのウインドウ表示機能採用は、十分ありうると思う。

これだけの機能で$4.99は十分安い。もう少し使って問題が出なければ購入する予定。

OneNote Mac版リリースとWindows版を含めた無料化

海外サイトに、"今月中にOneNoteのMac版が無料でリリースされ、Windows版も無料化される"との情報が出ていた。つい先日、デスクトップPCで使えるOneNoteが欲しくてOffice2013(Windows)を購入したばかりなので複雑な心境。今になって考えてみると、ほぼフル機能のストアアプリ版が無料化されていたのだから無料化は時間の問題だったのだろう。

Mac版のリリースに併せて各種ブラウザ向けのWebクリッパーもリリースされるようで、Evernoteに対して全面対決するという宣言になっている。OneNoteにするかEvernoteにするかでは散々迷った結果、OneNoteがローカルにもデータを置けること、EvernoteのWindowsアプリのできが今ひとつだった(ストアアプリもデスクトップ版も)ことから、OneNoteで行くと決断した後だったので、その点ではうれしい。

Windows8やSurfaceを手に入れてからOneNoteを使い始めたのだが、なかなかに良くできたアプリで、Mac版があればなあとか、IE以外向けのWebクリッパーがあればなあと指をくわえていた自分にとっては、Office2013を買ったばかりと言う点を除けば、ようやく願いがかなうことになる。

OneNoteはデフォルトではOneDriveにデータを置き、Windows、iOS、Androidに加えて今回のMacと典型的なマルチデバイス-クラウド対応アプリ。企業向けのサーバ系サービスだけでなく消費者向けにも"サービスの会社"に変わるというMicrosoftの強い意志を感じる。ただし先行するEvernoteはプレミアムサービスで儲ける仕組みだったが、Microsoftがどうやって消費者サービスで儲けようとしているのかが良くわからない。

2014.03.13

なぎさ(山本文緒、角川e文庫、Readerストア)

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今を書いた小説を久しぶりに読んだ。

ややこしい親子関係から逃れて暮らしている姿とか、ブラック企業につぶされそうになって何とか立ち直る姿とか、他人事とは思えないストーリー展開に惹かれてグイグイと読み切ってしまった。

終わってみると誰が主人公だったのかがわからなくなる不思議な小説で、テレビドラマを見ているような感覚もある。普通の人はこういう小説やドラマを見て、自分の今の立ち位置を再確認しているのかもと気付いたことがこの本を読んだ収穫だったように思う。

古典、名作もいいけれど、半年に1冊ぐらいはこういう本を読みたいと思う。

2014.03.11

ねじ式(つげ義春、小学館)

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以前から読みたかったのだが、在庫切れで先送りになっていた。

しばらく前の芸術新潮の特集になっていたのを見て思い出した。今回は特集を受けて仕込んだのかAmazonに残りわずかの在庫があってやっと購入。

読んでみると、どこかで見たようなという既視感が離れない。どうしても思い出せないが、1970年代のエロ漫画誌にはこういう作品はたくさんあったのでそれと重なっているのかもしれない。事情通ではないので印象だけで書いているが、ガロという特別な雑誌に載ったために残ったということなのか、つげ義春をまねて描かれたものを読んだことが記憶に残っているのか?

そういえば大友克洋の初期作品もこういう話が多かったなと思いだす。一つのジャンルだったのかもしれない。

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