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2014.10.13

野分(夏目漱石、青空文庫)

2014.10.08読了。

同窓生として大学を卒業した後、実業界に入って経済的に成功した人達と、学究肌で教職などについて経済的に苦労している人達の対比を、苦労している人側の視点を中心に、経済的な成功ばかりが評価される時代を批判的に書いている内容。当時の大学生は現在とは比べられないような超エリートだったはずだが、それでもその後の生活は大きく変化していたらしい。

主題とは関係ないが、描写がのちの長編小説の習作のような場面が多数ある。それから(?要確認)での結婚式のシーンやこころでの先生と私のやりとりなど。時系列的には数年後に書かれる作品への前哨なので当然なのかもしれない。

ここまでの作品では、坊ちゃんをはじめとして社会批判的な内容が多かったが、以後の長編からは消えていく。小説で食べていく立場になって大人になったのか、書かせる側の新聞社からの制限なのか、経緯を調べてみたいような気がする。

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