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2014.12.03

里山資本主義(藻谷浩介+NHK広島取材班、角川ONEテーマ21、ReaderStore)

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2014.11.27読了。

表題通りに、木質チップによる発電や自給食糧などにより、地域内でお金でない資源を循環させることで経済を活性化しようという活動を紹介するとともに、その活動が、グローバル経済による経済不安定化への保険としても役立つはずという有益性を訴える本。

前半のNHK記者が書いている部分はミニコミ誌の記事か、セールス資料か何かのような、あまりに調子の良い話が続いていて、こういう状況を知らなかった人の興味をつかもうとする熱意はわかるものの、やや空回り気味。後半の藻谷さんが書いた部分についても、あまりにも楽観的でちょっと違和感を感じる。とはいえ、先日読んだ、資本主義の終わりの本への"回答"のようで、"グローバル資本主義は終わるかもしれないが、ローカル経済は別の基準で回り続けるよ"というメッセージは心強い。

でも、里山資源で生きていくためには、現在の人口はあまりにも多過ぎるのは明らかで、そういう時代は何らかの異変に起因した人口急減がグローバル経済の息の根を止めた時なのかもしれない。

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