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2014.12.22

認知症の「真実」(東田勉、講談社現代新書)

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2014.12.19 読了

認知症患者が薬漬けになっている実態の告発本。アリセプトなどの認知改善薬の効果が限定的であること、レビー小体型認知症では副作用が大きく規定量を使ってはいけないこと、行動・心理症状を抑えるために統合失調症薬が使用されるが、若い患者向けの用量のまま、薬漬けを目的にするような使われ方がされていることなどを訴えている。

認知症と薬の関係の予備知識がほとんどなかったので、薬の使われ方のイメージが得られた点は収穫。でも、「真実」というタイトルながら、これが真実なのかはわからない。医療費というパイの奪い合いをしている他の薬の利権につながる人が書かせたのかもしれないし、医療費全体を圧縮したい財務省のニーズにも適合しているようにも見える。介護の質の向上にお金を回すべきとも読めてしまう。

本書の知識をベースにこの先も情報収集を続けなければと思わせてくれる一冊だった。

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