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2015.01.19

日本の樹木(舘野正樹、ちくま新書)

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2015.01.15読了。

樹木の生存戦略を分かりやすい表現で説明してくれている。植物の見方が一変する魅力的な本だった。樹木の種類ごとにカラー写真が付いていて、具体的にイメージできるのも良い。

常緑高木は長い寿命が期待されるため、幹や根を菌類や細菌類からの侵略に対して丈夫にする必要があり、密度を高める必要がある。そうなると成長速度が低下し、成長の初期には成長の速い樹木に負けてしまって、暗い林床で成長することになる。この場合は常緑樹となって1年中、葉を維持する戦略となる。

落葉高木は常緑高木ほどの密度は必要ではないため、密度を下げて成長を速くする。他の樹木よりも明るい環境で生育できるため、薄く、寿命の短い落葉性の葉を持つ。

中低木は洪水で流される可能性のある河川敷などの短い寿命が有利な場所に生育し、密度は低く、成長が速い。また、大きくなる前に寿命が来るため、小さな間に花や実を付けるする戦略になる。

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