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2015.01.20

坑夫(夏目漱石、青空文庫)

2015.01.20読了。

女性問題で家に居られなくなった19歳の青年が、自殺まで考えた家出の途中で鉱山労働者を集めるポン引き(作中では"ポン引き"とされている)に誘われて、関東近郊の鉱山でかろうじて事務職を得て働き始め、5か月後に山を去るまでの経験を語る一人語りの物語。鉱山労働者へは容赦ない偏見を突き付けながらも、その中で例外的な存在の"安さん"との出会いにより、変わっていく姿を書いている。

この"安さん"は"やすさん"なのか、中国、韓国系の"アンさん"なのか?とっさに世の中で普通に暮らせない状態の人物というところから、安重根を連想したが、伊藤博文暗殺よりも坑夫の発表が前だった。

Wikipediaで調べてみると、漱石を訪ねてきた実在の人物の経験談を元にしたルポルタージュのような作品らしい。

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