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2015.02.01

世界を戦争に導くグローバリズム(中野剛志、集英社新書)

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2015.01.31 読了

アメリカが助けてくれるという幻想は捨てて、自国での防衛を真剣に考えよという結論は予想通り。現在の世界情勢の事例研究をもとに国際政治学の概要を説明する解説書として、今後の読書ガイドとして使えそう。

アメリカのネオコンもリベラリストも、"自由と民主主義を信奉する"という点では同じ理想主義に属するし、日本では、アメリカとの同盟強化を主張する保守派と戦争反対の左派も、アメリカの軍事力をあてにするという同じ枠内の議論になっているという指摘は、議論の前提を見直す必要になかなか気付けないという点で、原発の賛否と似た構造になっている。

それではどう行動すべきかと考えてみると、あまり選択肢はない。結局のところ、その日が来るまでなにもできなかったという結末が見える。選択を先送りしてユーラシア大陸の果てまで来てしまった日本人には、自分たちの意思で舵を切ることは不可能に思える。

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