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2015.05.04

五重塔(幸田露伴、青空文庫、Reader+達人出版会)

2015.05.02読了。

江戸谷中の寺に建設することになった五重塔を巡って、実績ある棟梁と地道に仕事をしてきたが大きな仕事は成しえていない棟梁との気持ちのぶつかり合いとその間で手際よくいなす住職との三者の人間模様を描いた作品。

小説というよりは講談のネタ本という感じで、読み始めは読みにくかったが、リズムをつかむとどんどん引き込まれて読み進んでいく。物語の最後に若干の謎が残ったのは、読者間の議論を残す余韻なのかなと思う。

こういう文体の小説は生き残らず、本当の講談の世界に残るだけだが、今の時代であっても、こういうリズム感のある小説があっても良いかなと感じた。あるいは演劇の世界に移行したのかもしれないが、その方面の知識はないのでわからない。戯曲を読んでみるのも面白いかなと思う。

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